アリさんとキリギリス(細谷功)

紹介文

たまには、ジャンルの違った本を読むとリフレッシュされますよ。
保護者の皆さんや大人の方にも参考になるかもしれません。

「アリとキリギリス」は、世界的に知られたイソップ寓話の一つです。
冬の食糧ために夏の間も働いて溜め込んだアリ、
対してバイオリンを弾きながら歌って過ごしたキリギリス。
冬になってキリギリスがアリに食糧を分けてほしいと乞うが、断られて死んでしまう。

この話は紀元前に作られたものであり、
「今の時代の教訓にはならない。これからはキリギリスの時代がやってくる」
「アリに変革はできない。世の中を変えられるのはキリギリスである」と著者は説いています。

アリさんとキリギリスの特徴を書いてあり、それを人に置き換えてるので非常に読みやすいです。
アリさんの特徴
問題解決型、ストック、閉じた系、固定次元。メモをめちゃする。
●アリの好きなものは安定、ブランド、お金、権威、組織、競争、規則。
●アリの嫌いなものは変化、リスク。

キリギリスの特徴
問題発見型、フロー、開いた系、可変次元。メモは基本しない
◯キリギリスの好きなものは自由、面白い、変化、理想、新しい、個人、違い
◯キリギリスの嫌いなものは旧態依然、退屈、束縛。

日本人のほとんどはアリさんです。
でも生まれた時はみんなキリギリスです。
二次元の世界で生きてるのがアリさんです。
三次元の世界で生きてるのがキリギリスです。
いまの日本人の多くはアリなのにキリギリスになろうとして見せかけの鎧を纏ってるものも沢山いる。
なと思います。

この本を読んでいると確かに、今の日本の社会は「アリ型社会」ですね。
このままでは行き詰ってしまう。
考え方を少し変えなければならないと感じました。

詳細

  • 生徒★★   保護者★★★
  • アリさんとキリギリス
  • 細谷功
  • dZERO ¥1800+税