アヴェ・マリアのヴァイオリン
紹介文
第一次大戦下の板東俘虜収容所(徳島県)と第二次世界大戦中のアウシュヴィッツ強制収容所という全く対照的な2つの収容所物語をアヴェ・マリアのヴァイオリンが繋(つな)いで,現代になって、それを手に入れた徳島県に住む中学生あすかが音楽を通じて平和の大切さを訴えるという感動的な,史実に基づくフィクションです。アウシュビッツ強制収容所と言えば、第二次大戦中、ユダヤ人大量虐殺や人体実験場として名を知られている場所です。
第60回青少年読書感想文全国コンクール高等学校向け課題図書の1つです。この本を契機に現代史を学び,ホロコーストや音楽の力,戦争や平和について考えるには良い本です。少し、気持ちが重くなる本ですが正面から向き合ってほしいと思います。
平和な時代の今こそ、中学高校生に是非読んでほしい一冊です。
詳細
- 生徒★★★★ 保護者★★★
- アヴェマリアのヴァイオリン
- 香川宜子
- 単行本(KADOKAWA)¥1728 文庫本(角川文庫) ¥562