ロウソクの科学
紹介文
製本工から夢を叶え、偉大な科学者になったファラデー(1791-1867)が、
聴衆=少年少女に語りかけた150年以上前のクリスマス講演の講義録です。
今、注目されているのは今年2019年、ノーベル化学賞が決まった吉野彰さんが小学4年生のときに出会い、
「化学への興味を持つ原点」となった運命の1冊であり、2016年にも、ノーベル生理学・医学賞を
受賞した大隅良典さんが子どものころに読み、科学者を志すきっかけになった本なのです。
なにしろ150年以上も前の講演なので、当時は写真を撮ることも、電気をつけることも珍しかったという状況は、
現在では想像もできませんが、当時の生活を想像しながら、タイムスリップしたと思って読んでみてください。
科学の読み物なのですが、ファラデー先生の心意気に触れ、
なんだか勇気づけられる一冊でもあります。
詳細
- 生徒★★★★★ 保護者★★
- ロウソクの科学
- ファラデー著 竹内敬人訳
- 岩波文庫う ¥720+税