一瞬の風になれ①~③
紹介文
この本は間違いなく、誰にでもある学生時代特有のあの頃の風を運んで来てくれます。
若い方はもちろん、あの頃をすっかり忘れてしまった世代にも、是非、読んで欲しい1冊です。
全三冊の中で書かれてるのは、陸上競技への思い、部活への疑問、責任、友情、嫉妬・・・
高校生が人生で初めて感じるであろう感情を、余すところなく書ききってる。
一つのことだけに夢中になってた頃って、誰にでもある。
主に書かれてる競技は4x100mリレー。
リレーなんで、もちろんチーム競技なんだけど、チームの人間関係、
先輩後輩の関係、レギュラーを外れる選手の気持ち・・・。
まるで、自分が高校生になったような感覚です。
(ちなみに、第4回本屋大賞受賞作品です。)
あらすじ
主人公である新二の周りには、2人の天才がいる。サッカー選手の兄・健一と、短距離走者の親友・連だ。新二は兄への複雑な想いからサッカーを諦めるが、連の美しい走りに導かれ、スプリンターの道を歩むことになる。夢は、ひとつ。どこまでも速くなること。信じ合える仲間、強力なライバル、気になる異性。神奈川県の高校陸上部を舞台に、新二の新たな挑戦が始まった――。
詳細
- 生徒★★★★★ 保護者★★★
- 一瞬の風になれ
- 佐藤多佳子
- 講談社 ①,②¥1400+税 ③¥1500+税
講談社文庫 ①¥520(税込)②¥580(税込)③¥780(税込)