虹色のチョーク
紹介文
働く幸せを実現した町工場の奇跡
「日本で一番大切にしたい会社」と呼ばれる日本理化学工業
神奈川県川崎市にあるチョーク製造会社・日本理化学工業株式会社は、
昭和12年に小さな町工場からスタートしました。
昭和36年に二人の少女を雇い入れたことをきっかけに、
障がい者雇用に力を注ぎ、「日本でいちばん大切にしたい会社」
として全国から注目を集め続けています。
現在も社員83名のうち、62名が知的障がい者です。
一人一人の能力に合った仕事を作ることで、彼らが製造ラインの主戦力となり、
社員のほとんどは定年まで勤め上げます。
同時に、彼らの作るダストレスチョークは業界シェア1位です。
この会社は今でこそ福祉と経営の両面で注目を浴びましたが、ここに辿り着くまでには数々の苦悩と葛藤がありました。
本書は、日本理化学工業の会長や社長、働く社員、さらには、普段語られることの少ない障がい者のご家族へのインタビューを通して、「働く幸せ」を伝える一冊です。
この本を読むと、五体満足の自分があれが出来ない、これが苦手、面白くない、つまらない、と言う事がすごく情けなくなりました。前向きになろう、と自身を奮い立たせるような内容です。
詳細
- 生徒★★★ 保護者★★★
- 虹色のチョーク
- 小松成美
- 幻冬舎 ¥1300+税