NASAより宇宙に近い町工場
紹介文
平成25年度に生徒への講演会で話していただきました植松さんの本です。9月14日の「コトバの力」でも紹介させて頂きましたが、植松さんは北海道で町工場を経営しながら宇宙開発をしています。世の中から「どうせ無理」という言葉をなくすために、あきらめずに自分達だけの力でロケットを打ち上げています。
植松さんが宇宙開発をしてロケットを何度も打ち上げている理由は、子供たちをはじめ、大人たちもふくめて世の中の人に「どうせ無理」といわずに、あきらめず、最後まで頑張ることを伝えるためです。
植松さんの工場は北海道の赤平という田舎にあり、社員は20名です。その社員さんもロケットの勉強をしているのではなく、高校を卒業して、そのまま植松電機に就職している人もいます。しかも、国や自治体からも補助金を一切もらわずに宇宙開発を続けているのです。周りの人から「宇宙開発なんて東大くらい出ていないと無理。」とか、「そんな北海道の片田舎でできるわけがない。」とか、「大企業じゃないと資金がないので絶対無理。」と言われたそうです。でも、そう言われたから、なおさら宇宙開発をするのだそうです。それは、世の中から「どうせ無理。」という言葉をなくすためです。そして、「あきらめない人」「やったことがないことをやりたがる人」「工夫する人」を増やすことが願いなのです。
以下、植松さんの名言です。
「成功する秘訣は成功するまでやり続けること。」
「『やったことがないからできない』はうそだ。」
「知らなかったら調べればいい、間違ったらやり直せばいい。」とか、心に響く言葉がたくさんあります。
とにかく、生徒に皆さんはこの本を読んでみてください。そして、大人はいかに子供の夢を奪い取ってしまっていたかということを考えてください。あなたの人生を変える1冊になるかもしれません。
詳細
- 生徒★★★★★・保護者向★★★
- NASAより宇宙に近い町工場
- 植松努
- ディスカバー社 ¥1300円+税