「あした」という日は永遠に来ない
『宇宙を味方にする方程式』(小林正観・著)から紹介します。
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皆さんにちょっと質問します。
今日寝て起きたらいつでしょう?
今日寝て起きたら「あした」と思った人がいるかもしれませんが、
今日寝て起きたら「今日」です。
「あした」という日は永久に来ない。
今日の今この瞬間が私たちの目の前に存在するだけで、「あした」という日は永久に来ません。
ものすごく簡単なことです。
「明日があるさ」という歌の歌詞。
「明日があるさ明日がある 若い僕には夢がある
いつかきっと いつかきっと わかってくれるだろう」
こういう歌詞ですけれど、「明日がある」と思っていると、「今日何もしない」ことになる。
「あした」という日はないのです。
「今日」という日しかない。
今日の今この瞬間に目の前のこと、人、物を大事にしない人は、
「あした来る人を大事にすればいいや」と思っている間に、
目の前の人がいなくなってしまうのです。
私たちはものすごく大きな広がりの時間・空間の中で生きているように勘違いしていますけれど、私たちが生きているのは、この瞬間瞬間、この刹那(せつな)刹那だけ。
だから、大事にできる人は目の前に存在する人だけ。
あしたの人も、きのうの人も大事にすることはできないのだから考える必要がない。