鈍刀を磨く
みやざき中央新聞(10月9日発行)の「キラリと光る経営を」というコーナーがあります。ケーキハウスツマガリの津曲孝社長の講演会の話がおもしろかったので紹介します。
ある雑誌でイエローハットの創業者で掃除の素晴らしさを全国に広めている鍵山秀三郎さんと対談したそうです。
二人とも幼少のときに貧しくて、本当に苦労されたそうです。その中で、こういう会話がありました。
「鈍刀を磨く」という言葉があります。
「鈍刀」というのは切れ味の鈍い刀のことで、そんな刀は磨いても無駄だといわれます。
しかし、鍵山さんは私にこう言ってくださいました。
「鈍刀は磨いても無駄かもしれん。でもおまえは磨いてきたじゃないか。そしてその中で大きく光ることができたじゃないか。鈍刀を磨くそのプロセスの中に大切なものがあるんだよ。」と
その言葉を聞いて、過去のいろんな体験がすべて今につながっていることを実感することができました。
「鈍刀」とわかっていてもあきらめず、投げ出さず、ただひたすら努力する。
そうすれば道は開けてくる。
そう思いませんか。