『ありがとう』という言葉の重み

以前「メイトクの本棚」で紹介した、五日市剛さんの著書
『ツキを呼ぶ魔法の言葉』には、次のような興味深い話が書かれています。
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何もかも上手くいかず、どん底にいた学生時代の五日市さんが、
一人旅で行ったイスラエルで出会ったおばあさんから教えてもらった
ツキを呼ぶ魔法の言葉 。それが『ありがとう』なのです。

「『ありがとう』という言葉は、嫌なことがあった時に使うといいの。
極端な話だけど、あなたの親がなくなった時でも、
歯を食いしばって『ありがとう』というのよ。
どうしてかというとね。
嫌なことがおこると嫌なことを考えるでしょう。 
そうするとね、また嫌なことがおこるの。
不幸は重なるというけれど、それは間違いなくこの世の法則なのよ。
だけど、そこで『ありがとう』と言うとね、
その不幸の鎖が断ち切れちゃうのよ。
それだけではなく、逆に良いことが起こっちゃうの。
『災い転じて福となす』という言葉があるでしょう。
どんなに不幸だと思われる現象も、幸せと思える状況に変えてくれる。
絶対にね。だから、『ありがとう』という言葉はね、魔法の言葉なの‥‥。」

この話を聞いて、五日市さんは、言葉を変えることで、
人生が好転していくことを自ら体験していきます。
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あなたも、言葉にしてみて下さい。
実践してみてください。
少しずつ少しずつ、変化を感じてくると思います。
ピンチがあっても、正面から受け止めて、前に進んでいける自分になれます。
(実は私が以前、車の運転中、後ろから車に追突された時
とっさには「ありがとう」という言葉が出ませんでした。[笑])