『病者の祈り』ニューヨークの病院の壁に書かれた一患者の詩(再掲載シリーズ①))
以前、反響の大きかった回の「コトバの力」を再度紹介させていただきます。
少し、「コトバの力」の題材の言葉や作品もなかなか見つけられない中、
過去の記事を読んでその時の気持ちがよみがえってきました。
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この詩は二十数年前に何かの本で読み、感動してメモしていました。
ニューヨークのリハビリテーション研究所の壁に書かれた一患者の詩だそうです。
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病者の祈り
大事をなそうとして力を与えてほしいと神に求めたのに、
慎み深く従順であるようにと弱さを授かった
より偉大なことができるように健康を求めたのに、
より良きことができるようにと病弱を与えられた
幸せになろうとして富を求めたのに、
神の前にひざまずくようにと弱さを授かった
人生を享楽しようとあらゆるものを求めたのに、
あらゆることを喜べるようにと生命を授かった
求めたものは一つとして与えられなかったが、
願いはすべて聞きとどけられた
神の意にそわぬ者であるにもかかわらず、
心の中の言い表せない祈りはすべてかなえられた
私はあらゆる人の中で最も豊かに祝福されたのだ
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別に何かの宗教を信じるわけではありませんが、心に響きました。