してもらう夢からする夢へ(植松務)
北海道の民間会社で宇宙ロケットの開発をしている植松務さんのFacebookから紹介します。
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夢じゃ食えないんだよね。
いつ、この台詞をおぼえるのでしょう。
一番最初に、この台詞をつかったのは誰でしょう。
こういう人は、夢を間違えています。
お金を払って、してもらう夢。
それしか持てていない人にとっては、 夢は、支出でしかありません。
たとえば、絵を描くのが好き。という人がいたとします。
好きなら、描けばいい。
でも、「買ってもらおう」と思うから、
「買ってもらえそうにないから、いいや。」と、やめてしまうことになる。
でも、描かないと上手くならない。
でも、売れそうにないから、描かない。
これを繰り返していたら、絶対に絵がうまくなることは無いです。
人生、やったもん勝ちです。
儲かる、儲からない、を考えないで、やったもん勝ちです。
やればやるほど、能力が増えます。
もちろん、その間、食い扶持(くいぶち)は稼がないといけません。
でも、人生の時間を100%投入しなければ食えない仕事ってのは、
時間あたりの収入が低すぎる仕事です。
それは、その仕事自体をちょっと考え直した方がいいか、
生活の支出をもうちょっと見直した方がいいです。
わずかでも自分の時間を取り戻し、その時間で修練する。
まるで、岩壁を登る際の、足場のように、わずかな隙間や、
出っ張りをみつけ、三点確保で、前進する。
夢とは、大好きなことや、やってみたいこと。
好きなことは、がんばれる。おぼえちゃう。
やるほどに能力が増える「する」趣味は、
万が一、生きることに疲れ果てて、そこに逃げ込んだとしても、
やるほどに能力が増えちゃう。
それは、再スタートのための力になる。
「してもらう」夢から、 「する」夢へ。
わずかな違いですが、人生ではどえらい違いになります。