コロナ禍でもみなさんは「かわいそう」じゃない(喜多川泰)
比田井通信(比田井和孝公式メルマガ)よりおとどけします!
———————————
2日前の4/8、上田情報ビジネス専門学校は入学式でした。
喜多川泰さんにもお越しいただいて、ご祝辞を頂きました。
さて今日は喜多川さんの祝辞の中からこんなお話をします。
冒頭、アイザック・ニュートンの話をしてくれました。
ニュートンは360年ほど前に「万有引力」、「光のプリズムに
よる分光」、「微分・積分の基礎」といった現在の科学では
当たり前のことを発見した偉大な科学者です。
なんと、この大きな発見はたった18ヶ月の間に成し遂げられたそうです。
それもかなり若い時です。
理由は・・・当時、ニュートンが通っていた
ケンブリッジ大学がペストの流行で休校に
なっていたからです。
その休校中にニュートンは自分の研究に没頭して
偉大な発見をすることができたそうです。
この18ヶ月はのちに「創造的休暇」と言われています。
このお話で喜多川さんが新入生に伝えたかったのは、
高校3年生のときにコロナウィルスの影響で部活も、
修学旅行も、文化祭もいろんな行事もなくなった
世代の彼らにもしかしたら、世間は
「かわいそうな世代」と呼んでいるかもしれないが、
そんなレッテルの中に自分を閉じ込めてほしくない。
そう伝えてくれました。
「みなさんはかわいそうではない」
そう言ってくれたんです。
コロナ禍でもみなさんは「かわいそう」じゃない
喜多川さんが新入生に「かわいそうではない」と言い切った理由は、
人が成長するときには自分に負荷をかけることでしか
成長できないからです。
分かりやすい例は筋力をつけようと思ったら
筋肉に負荷をかけなければ筋肉は鍛えられません。
勉強だって、仕事だって、なんだってそうです。
負荷が必要なんです。
プレッシャーと言ってもいいかもしれません。
では、心を成長させようと思ったら心の負荷が必要です。
今回、歴史の教科書に間違いなく載るであろう時代を
私たちは生きています。
次にこんなことになるのは100年後かもしれません。
この100年に一度の機会に私たちは生きています。
なかなかないことですから心に負荷がかかります。
想定していなかったことですから大きな負荷がかかります。
だからこそ、心が成長できる大きなチャンスです。
「将来、大きな力を発揮するチャンスの中を君たちは生きている」
そんなメッセージを新入生に送ってくれました。
—————————
そうです。
みんなは「かわいそう」なんかじゃない。
今しかできないこと、今だからできることがきっとある。