人に恥じない生き方は心を輝かせる

『置かれた場所で咲きなさい』渡辺和子著から紹介します。
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人に恥じない生き方は心を輝かせる

2011年3月、東日本大震災に襲われた日本に、
諸外国から多くの支援金や物資とともに送られてきたのは、
被災した日本人のマナーについての賞賛でした。
とはいうものの、一部では買い占めがあったことも事実のようです。

名誉といえば、勲章をもらうこと、高い地位や権力を手に入れることしか
考えていない人がいるとすれば、その生きている姿は、決して美しいとは言えません。
美しく生きるということは、お金や物とは必ずしも一致していないのです。

マザーテレサが初めて日本に来られた時、一番びっくりしたのは、
「きれいさ」だったと言われました。街並み、建物、服装のすべて。
しかし、こうも言われたのです。
「きれいな家の中に、親子の会話、夫婦のいたわり合い、ほほえみが
ないとしたら、インドの小屋の中で仲睦まじく暮らす家族の方が豊かです。」

「きれいさ」はお金で買えます。美しさは買えません。

それは、自分の生き方の気高さ、抑揚ある態度、他人への思いやりの深さ、
つまり、心の輝きとして培われてゆくものなのです。
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「きれいさ」ではなくて「美しさ」を求めたいですね。
外観だけきれいなのではなく、心の美しい人になりたいものです。
心を輝かせて過ごしましょう。