人の心に花一輪(桂小金治 再㉚)
『人の心に花一輪
人と別れるときには
人の心にとげを残すな、
人の心に花を残していけ』
落語家 桂小金治
これは落語家の桂小金治さんが言われた言葉です。
彼は、昭和41年からお昼のワイドショーの名司会者としてその名を知られ、
昭和50年から19年間も続いた「それは秘密です」の中の人気コーナー「涙のご対面」が有名です。
涙のご対面は、視聴者の感動を誘い「涙の小金治」と呼ばれました。
その人柄は、各地での講演の中にも表れています。
落語家は、笑いを売り物にする商売だから「笑売」と書き、「物を売るにも笑いを添えて売れ」と語ったり、
「人が相手の商売だから人に嫌われたり、恨みを買ってはならない」など独特の話術で人の心に響く話をしておられます。
人との出会いは一期一会。その出会いを大切に「別れる時に、相手に
また会いたくなるような気持にさせることが何よりも大切。」ということでしょう。
あなたは誰かと出会ったときに残しているのは「花一輪」ですか。それとも、「棘(とげ)」ですか。