大きな岩と小さな岩②
前回の続きです。
「僕が何を言いたいのかわかるだろうか」という教授の問いかけに、一人の学生がこう答える。
大きな岩でいっぱいに詰まったように見える壺であっても、小さな岩であれば、さらに仕事を詰め込むことができるように、どんなにスケジュールが忙しい時でも、最大限の努力をすれば、さらに予定を入れることができる。
これに対して、教授は「違う」と答え、この寓話が暗示していることを話す。
「大きな岩を先に入れない限り、それが入る余地は、その後二度とない、ということなんだ」。
そして、教授は学生に問いかける。
「君たちの人生にとって、“大きな岩”とは何だろう」
「それは、仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、
家族であったり、自分の夢であったり‥‥。
ここで言う“大きな岩”とは、君たちにとって一番大事なものだ。
それを最初に壺の中に入れなさい。
さもないと、君たちはそれを永遠に失うことになる。」
壺の容積を自分の人生の持ち時間だと考えればいい。
誰もが限られた時間しかもっていない。
したがって、
自分にとって大事ではないもので時間を埋めていくと、
自分にとって大事なものに割くべき時間を失ってしまう。
結果として大事なものを手に入れることができないまま人生を終えることになる。
あなたにとって大事なことは何ですか。