心のコップはいつもからっぽに‼

以前にも書きましたが、このコーナーと同じタイトルの本
「コトバのチカラ」から紹介します。
この本は2003年民間放送連盟が「コトバのチカラ」
キャンペーンをして、32000通の応募の中から選ばれた作品を集めたものです。
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心のコップはいつもからっぽに‼

 「学校には、先生に相談したい生徒や悩みを
抱えている生徒がたくさんいます。
 そんな子供たちに対して、常に心のコップを
からっぽにしていないと、優しく心から聞いてあげることができませんよ。」

 これは、私が社会人になりたての頃、会社に講師としてこられた
小学校の校長先生がおっしゃられた言葉です。

 母親になった今、私はこの時の言葉をよく思い出すようになりました。
子どもがわがままを言ったり、言うことを
聞いてくれなかったりすると、つい怒ってしまいます。
 そんなとき、(あ、いけない、心のコップをからにして、
子どもの話を聞いてあげよう)と思うようになったのです。
主人にも、仕事で後輩とうまくいかなかったときに、
わたしはよく「心のコップがいっぱいだった?」
と聞くのが口癖となりました。

 今、子育ての真っ最中の私は、いやなこと、つらいことがあっても、
夜寝て、朝起きるとおまじないのように「心のコップは
空にしましたよ」とひとりごとを言っています。
「心のコップはいつもからっぽに‼」
大好きな言葉です。
(永富真由美さん 宮崎県)
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できるだけ心のコップをからっぽにしたいですね。