日本一の下足番(げそくばん)
小池一夫さんの「人生の結論」から紹介します。
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「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。」
これは実業家、政治家であり、阪急阪神東宝グループ創業者の小林一三(こばやしいちぞう)氏のよく知られた言葉です。
※下足番(げそくばん)とは客のはきものの出し入れを仕事とする人。
日本家屋では座敷に上がるのにはきものを脱がなければならないため,大勢の人が集る場所で必要とされました。
現在では一流の料理屋,旅館にみられるだけです。
【意味】
たとえ最初に与えられた役割(仕事)が自分にとって満足なものではなくても、
一生懸命役割を果たして成し遂げていく(平凡なことを完璧にやり続ける)ことで信頼を得て、
次の役割(仕事)を与えられる。
そうするうちにあなたのことを誰もが放っておかないようになる。
だから、あなたはどんどんステップアップしていく。
結局、自分のやりたいこともさせてもらえるようになって、
やりがいも感じてるようになり、次の新たな役割を与えられる。
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「今、与えられた役割(仕事)を一生懸命やり遂げる」
これが、生きていく上で一番大切なことだと思います。