朝顔の花が咲くために不可欠な条件
致知出版社の『二度とない人生をどう生きるか』の中から
一篇をご紹介します。
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作家の五木寛之さんから聞いた話がある。
朝顔の花は朝の光を受けて咲くのだと思われていた。
しかし、ある植物学者が朝顔のつぼみに二十四時間、
光を当てていても、花は咲かなかった。
朝顔の花が咲くには、朝の光に当たる前に、
夜の冷気と闇に包まれる時間が不可欠なのだという。
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私たちは、生きているというだけで
すでに花は咲いている。
それはまぎれもない事実である。
しかし、丹精を込めた花がさらに見事に咲くように、
私たちも自ら意志することで生命をさらに輝かせ、
深い花を咲かせることはできるのだ。
自分の花を咲かせて生きる──。
その道をここに探ってみたい。
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どうせなら丹精込めた花を咲かせたいですね。