顔の化粧ではなく、心の化粧を(渡辺和子)
致知出版社の「人間力メルマガ」から紹介します。
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自らの著書や講演活動を通じ、やさしい言葉で生き方のヒントを説いた渡辺和子さん。
『致知』に掲載された「顔の化粧ではなく、心の化粧を」というお話をご紹介いたします。
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「顔の化粧ではなく、心の化粧を」渡辺和子(元ノートルダム清心学園理事長)
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いまの学生たちは、ポーチの中にお化粧道具をいっぱい持っています。
だから彼女たちには、お金をかけてエステに通ったり、整形手術を受ければ綺麗にはなるけれど、
美しくなるためには、面倒なことをしないとだめなのよ、と言っているのです。
・自分が座った椅子は元どおりに入れて立ちましょうね。
・落ちている紙屑は拾いましょう。
・洗面台で自分が落とした髪の毛は取って出ましょう。
・お礼状はすぐに書きましょう
……というように、なるべく具体的な行動の形で示しています。
「ああ、面倒くさい、よそう」と思わないで、
「ああ、面倒くさいと思ったらしましょうね」と言うと、
学生も、何か変な標語のようだなと思いながらも、覚えていってくれるみたいです。
「人はある程度の年を取ったら、それ以上綺麗にはならないけれど、
より美しくなることはできます。
その美しさというのは、中から輝いて出るものだから、
自分と闘わないと得られません。お金では買えないのよ」
ということを言うと、
「ああ、シスター、顔の化粧ではなくて、心の化粧なんですね」と言ってくれます。
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「綺麗」と「美しさ」の違い。
わかるような人になってほしいですね。
これの男性バージョンがあったら教えてほしいです。